京友禅「色留袖」collection

ib-00628
清染居/上野工房『茶や辻』
本体価格:880,000円(税抜)
落ち着いた鼠色地に藍を所々さした茶や辻柄の色留。クラシカルで清々しい趣が感じられる風景模様は幅広い時季に着用できます。手掛けたのは上野工房、現在では清染居として制作しています。上野家は友禅の世界では「京友禅の名門」と呼ばれ上野為二氏は人間国宝にもなられた実力者です。世に出ているほとんどは型染に対しこちらの商品は手描き友禅になります。
〔茶屋辻〕
茶屋辻は茶屋四郎次郎が創案したとされる高度な技術の藍染で、楼閣や草木、流水などを組み合わせた風景が染め上げられています。その柄は謡曲や源氏物語などの古典・王朝文学の文芸的な意味内容を表すものが多く、上流人の教養を表す文様でした。本来は白地に藍の濃淡で染められていましたが、江戸中期以降、色糸の刺繍が施されたり、多色使いになっていきました。明治時代以降、茶屋辻は一般庶民にも格の高い物として受け入れられ、その後、海辺、水辺の涼しげな風景などの細かい総模様と なっていき、現在も主に夏の模様として、絹製品に染められています。
【用途】一般ゲストとして招かれた結婚式や叙勲、祝賀会など、フォーマルな場面で着用する着物。紋で訪問着と同格になります。
968,000円(税込)
(仕立て後価格:1,042,800円(税込))仕立代+胴裏代+紋【陰】